スキャンの時間は2つのスキャンエンジンを使用し、圧縮ファイルもくまなくチェックするため、他製品よりも時間がかかる可能性があります。
まず、ソフトの設定面での速度改善方法として考えられるのは、G DATA のスパムフィルタを使用している場合、それを使用せず、メーラー付属のスパムフィルタでスパムを処理する方法です。
メーラーのスパムフィルタ機能で問題無いと判断される場合は、この方法は有効と言えます。
他に、PC環境的な原因として、PCのメモリとハードディスクの空き容量が少ない場合に処理速度が著しく落ちる場合があります。
たとえばメモリが700MBと2GBでは、処理速度に大きく違いが現れます。
同じように、ハードディスクの空き容量も2GBと50GBでは大きな違いが現れます。
その場合は、スキャンに使用するエンジンの数を減らすなどの設定変更で負荷を減らし、スキャンスピードを上げる事ができますが、セキュリティ精度と引き換えになります。
PC環境を確認し、最低環境ぎりぎりの状態で動作しているようならば、メモリの増設やハードディスクの空き容量を増やすことで、設定を下げなくとも効果を上げる可能性が高くなります。