PDF Toolsを使用し、ドキュメントを開くことなくスタンプを捺印することが可能です。
■事前準備
捺印するスタンプのデータを用意します。
スタンプとして利用したい図形や画像を任意のフォルダに保管してください。
PDF-XChange Editorを起動し
[ファイル] > [新規ドキュメント] >[[空白ページ]をクリックし新規ドキュメントを開いてください。
[スタンプ] > [スタンプパレット]をクリック。
[追加] > [ファイルから新しいスタンプを追加]をクリック。イメージの右端のファイルマークをクリックし、取り込みたいファイルを指定。タイトルと登録先セレクションを選択し[OK]をクリック。
スタンプとして追加されますので、空白のドキュメントへ捺印。捺印後、表示サイズと表示場所の調整を行ってください。設定したサイズと位置が自動捺印時に反映されます。
下図であれば「ドキュメントの左上の角にスタンプを任意のサイズで配置する」場合となります。
調整が完了したらデータとしてエクスポートします。
【リボンUI表示の場合】
コメントタブで[コメントをデータファイルにエクスポート]ボタンをクリック。
【クラシックツールバー表示の場合】
[コメント] > [コメントをデータファイルにエクスポート]
保存する拡張子は「.fdf」となります。任意のフォルダに名前を付けて保存してください。
■PDF Toolsで実行するツールを作成
PDF Toolsを起動してください。
左ペイン[コメント]を選択し
「コメントをインポート」を[右クリック] > [複製]をクリック。
任意の名前を付け[OK]をクリック。
追加されたツールを選択し、上部[編集]または[右クリック] > [編集]をクリック。
編集画面が開きます。
ツールの名前は上部名前表示部分で再編集可能です。
ツールアクションシーケンスで
---必須項目---
【入力ファイル選択】
捺印したいPDFファイルが格納されているフォルダを選択。
※格納されている全PDFが対象となります。
【コメントをインポート】
「データファイル保存先:指定ファイル」とし
その下の欄で事前準備で保管したスタンプのデータファイル(.fdf)を指定。
【ドキュメントを保存】
捺印後のドキュメントの保存先とファイル名
ファイルが既にあった場合の対応を設定してください。
---任意の項目---
【コメントのプロパティ変更】
任意で捺印後のドキュメントプロパティを設定できます。
【ファイルを表示】
チェックを入れることで、処理完了後保存先フォルダが開きます。
全ての設定が完了したら上部[変更を保存] > [編集を終了]で完了です。
実行はツールを選択した状態で
上部[実行]または[右クリック] > [実行]で実行出来ます。
ツールを選択し[右クリック] > [デスクトップへショートカットを作成]でショートカットを作成しておくことで、PDF-Toolsが起動していなくても、ショートカット実行にて処理実行可能です。